独立宣言ブログ

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ー本気を発揮できる幸せー

2015年4月28日 12:18

『一にち一みり』 NO.057

一本気を発揮できる幸せー

本気に人生を送ることを深く考える場面を経験しました。
長野県の会社を訪問させていただいた時に、社長にお連れいただきました。

上田市にある、無言館という戦没画学生慰霊美術館です。
戦没画学生の遺品になってしまった沢山のデッサンや絵画、
日記やお写真などが多数展示されていました。

どうしても亡くなったお年に目がいってしまいます。
20歳から30歳の間で短い生涯を終えられています。
中国やフィリピン、ラバウルや内地で、戦病死や爆死、
歩哨に立っているときに狙撃されてなど、解説が書かれています。

最後にご家族へ残すために、お母様の肖像。
ご家族団らんの風景、貧しくて団欒なんかできなかった方が空想で描かれたそうです。
中でも結婚したばかりの青年が、奥様となった方の肖像画と、
彼が初めて裸婦を描いた奥様のデッサンがありました。
本当にどちらも初々しく、彼女への最後のメッセージであり、
いつまでも自分を忘れずに大切にして欲しいという願いのように思いました。

本当に彼らは、これからの長い人生で、
好きな絵を本気で何度もなんども描き続けたかったのだろうと思いました。
抗うことのできない力で、皆人生を強制終了させられたのです。
彼らやご家族の本当の意味での辛さや無念さを当事者ではない私には理解できません。

ただ、この豊かな世に生きる身として、本気を発揮できる幸せを思いました。
自分自身をより高い頂に立たせるために、進化成長の歩みを続けます。
周りの人々を幸せにするお手伝いを、もっともっと真剣に本気で取り組みます。
彼らからのメッセージを素直にこのように受け取るべきと考えました。